NSW AD-60 Garratt
















使用燃料 :石(木)炭/アルコール
縮尺 :1/32
単体重量 :10.83kg
KIT価格 :939,000円(税込)
完成品価格:1,291,500円(税込)
※完売御礼申し上げます
動輪 :未絶縁
★納品は08年4月初旬予定★
ガラット型機関車はタスマニアの2フィート(600mm)ゲージのダンダス鉄道で、重さ33トン半の小型 〝0-4-0+4-0-40"複式エンジンとして1909年に初めて生まれて以来、ゲージ、重量及びパワーを増やす進化、発展をし続けました。
最大のものは、1932年製でロシアの5フィートという、怪物ゲージで使われた重さ262トン半のガラット。最強のものは、南アフリカの3’6’’(1067mm)ゲージのGL級"4-8-2+2-8-4"で、78,650ポンドの牽引力がありました。
スタンダードゲージのガラットは、最初に運用された国、オーストラリアで1973年に、また最初に試みられたナローゲージ(2フィートゲージ)のものは、南アフリカで1968年に、その最後のキャリアを終えました。1909年からそれまでに各々の軌間で通算約2000両のガラットが建造されました。オーストラリアでは、この80年間に渡り、173両のガラットが北部を除く総ての州で活躍しておりました。また、今なお、4フィート8.5インチ、3.6フィート及び2.6フィートゲージのガラットが10両保存されております。
おそらく、4フィート81/2ゲージ(スタンダードゲージ)の大型マレー機で、米国製の究極型がユニオンパシフィック鉄道のアルコ社製ビッグボーイとするならば、ニューサウスエールズ州営鉄道のバイヤーピーコック社製ガラットAD-60級“4-8-4+4-8-4”は
欧州製の究極型と言えるでしょう。これは大型ガラットの最後の物であり1952年製で、重量は262トン、牽引力は63,600ポンドもありました。このガラットは、当時としては、大変現代的なエンジンと考えられており、州営鉄道で1973年まで貨車の定期運行用として活躍しました。
ガラットの歴史は、ウイリアム・ガラットが関節型機関車設計のパテントを取得した、1907年に始まります。キューバ、ラゴス、ペルーで鉄道関係の仕事をした後、オーストラリアに渡り、ニューサウスウェールズ州営鉄道に雇われ、英国から輸入した鉄道車両の検査官として働いていた彼が英国に帰国後、ボギー台車の間でエンジンから分離されたボイラーが支えらえられている所謂ガラット型を設計し、バイヤーピーコック社に持ち掛けました。これが後にガラットの名前のついた関節型機関車です。
ガラット型の利点は、ボイラー、火室及び灰受皿の下のスペースが、動輪や従台車に影響される事が無いので、設計自由度の高い効率の良いボイラーを使用できる事と、相似形の2組みのシャシー間にボイラーがあるというコンセプトのため、カーブや起伏の多い路線で、極めて優れた据わりの良さと安定性が得られました。カーブでは、ボイラー~運転室と各々のエンジンは弓のようにスイングし重心を移動させ、遠心力がその反対方向に働くため、バランスが保たれる仕組みです。恐らくこのガラットのコンセプトにおける唯一の欠点は、走行中、水と石炭が消費されるに従って、2組の動輪上の重量が減少することにより牽引力が減少する事でしょう。しかし、ガラットは極めて効率の高い機関車であることに変わりは無く、豪州の機関車の代表機であり且つ、ガラット型の代表機と言えばこのAD-60以外には無いでしょう。又、意外なことにAD-60は外国のファン、特に米国ではビッグボーイの次ぎに、良く知られている機関車です。
ニューサウスウェールズ州政府は、もともと50両のガラットを注文しましたが、緊縮予算の為、42両が完成品で、残りの8両分はノックダウン部品の形で納品されました。
蒸気の時代が終わりに近くなったときに、 6042号機は大幅な修理の必要が生じたため、ノックダウン部品で新しく1両が組み立てられ、オリジナルのNo. 6042と交換されました。最後の10両のAD-60はニューキャッスルのブローデメドゥ車庫に配備され、 1 9 7 3年の蒸気終鳶まで、石炭及び一般貨物用として働きました。AD-60級ガラットは現在でも、 4両がそれぞれ下記の場所に保存されています。
No. 6029 Canberra : Australia Railway Historical Society
No. 6039 Dorrigo : Hunter Valley Steam Railway and Society
No. 6040 Thirlmere : NSW Rail Transport Museum
No. 6042 Forbes : Purchase being negocviated by Hunter
Valley Steam Railway and Society
又、他のスタンダードゲージ用ガラットとしてはスペインやブラジルのサンパウロ鉄道及び英国のLMSやLNERが有り、南アフリカのナローゲージ(3'6')では大量に利用されましたが、どのスタンダードゲージ及びその他のガラットも、このAD-60に匹敵する程、代表機、主力機としての扱われ方はしておりませんでした。
製品スペック
| 縮尺 | 1/32 Gauge One (45mm) |
|---|---|
| 総重量 | 10.83 kg ( Front Engine 3.04kg + Boiler 4.3 kg + Rear Engine 3.49 kg) |
| 全長 | 1,044 mm |
| 全幅 | 98 mm |
| 全高 | 136 mm |
| 車輪配列 | 4-8-4 + 4-8-4 |
| 動輪径 | φ43.0 mm |
| 先従輪径 | φ29.0 mm |
| 炭水車車輪径 | φ29.0 mm |
| 自動給水ポンプ | 2 Pumps Bore 5 mm × Ram Stroke 6 mm |
| シリンダー | 4 Cylinders Bore 12 mm × Stroke 20 mm |
| 弁装置 | Walschaert type |
| ボイラータイプ | Locomotive type boiler with Super Heater |
| 缶水容量 | 320cc(at 80% full) |
| ボイラー装備 | Regulator Valve, Blower Valve, Reverser Handle, Drain Valve Lever, By-pass Valve, Whistle Valve, Water Level Gauge, Pressure Gauge, 3 × Safety Valves, Blow Down Valve |
| 給油装置 | 2 Roscoe Displacement Type Lubricators |
| 炭水車 | 350cc in Front Tender 250cc in Rear Tender |
| 燃料容量 | 260cc |
| 回転最小半径 | 2M |
中古品について
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